こんばんは。
どうやら「マスカラを塗らない」が、今年の夏メイクのキーワードになっているみたいですね。
きっかけは7月14日、ニューヨークで開かれた映画「オデュッセイア」のプレミア。
ゼンデイヤが、マスカラの存在をほとんど感じさせない目元で登場したのだそうで、同じような目元は、パメラ・アンダーソン、ヘイリー・ビーバー、ジジ・ハディッド、アディソン・レイなど多くのセレブも同じような目元でメイクしていたのだとか。
塗らないだけなのに、なぜ名前が要る?
これ「ゴーストラッシュ」という名前がついているのだそうで、カバーしすぎずナチュラルに仕上げたベースメイクに重点を置いた「ノーメイク・メイク」と呼ばれるトレンドの一環なのだそうです。
マスカラを使わないということ自体、前からありましたよね。
忙しい朝、時間がなくて省いたり、まつ毛が濃くて必要ないと感じたり、理由はいろいろあるけど、わたしにも覚えがある。
でも、それだけでは「トレンド」にはならないし、周りから見れば、途中でメイクをやめたのか、最初から塗らない主義なのか、判断つきませんよね?
でも、この現象に名前がつくと、一気にトレンド感が出てきますよね。
同じ目元でも「まつ毛を強調しない仕上げを意図して選んだ」となりますし、面倒くさくて省いたのではなく、あえて選んだメイク。
トレンドになってしまうと、ただの手抜きから意図的な引き算へと昇華されていく恐ろしさ。
この名称の由来、2023年ごろに広まった「ゴーストレイヤー」という髪のカット技法からきているようで、これは段差を目立たせず、自然な動きやボリュームを出す切り方で、手を加えた場所を目立たせるのではなく、加工の痕跡を抑えるという発想が、今回のまつ毛にもそのまま重なっているみたい。
新色を買わなくても、トレンドには乗れる
ゴーストラッシュのおもしろいところは、新しい商品がいらないこと。
手持ちのマスカラを減らすか、使わなければ、それで参加できてしまう。
時間的にも、経済的にも、私たちにやさしい!
新色リップや限定アイシャドウのように「買い足す」トレンドとは、根っこが逆。
むしろ、当たり前のように続けてきた工程を、一度見直す方向に向かっていて、マスカラを塗ることがルーティンになっている人ほど、「塗らない」を選ぶには、それなりの理由が要るはず。
とはいえ、数人のセレブの例だけでは、幅広い層に定着したとは言い切れないですよね。
そもそもプレミアのような撮影用メイクと、汗や照明条件が違う日常のメイクとでは、同じ仕上がりになるとも限りませんし、プレミアでのほぼ裸のようなファッションを街中で見ることないですからね。
今の時点で言えるのは、まつ毛を強調しない見た目に、はっきりとした名前と選択肢が与えられトレンド化しつつあるということ。
ゴーストラッシュの新しさは、マスカラを使わないということではなくて、「塗らなくてもいい」ではなく、「塗らない仕上げを選んだ」と言えるようになったこと。
今回のトレンドが増やしたのは化粧品じゃなくて、朝のメイクから一工程を外す理由。








